
三岸節子
みぎしせつこ1921年に上京し岡田三郎助に師事、本郷洋画研究所に通う。1922年女子美術学校第二学年に編入。1924年に卒業し、春陽会の新鋭画家として注目されていた三岸好太郎と結婚。翌年に春陽展に「肖像」ほかで入賞する。その後、独立美術協会を経て新制作派協会会員となる。戦後1946年、佐伯米子らと女流画家協会を創立。1954年に初渡仏、1968年には息子の黄太郎一家とともに南仏のカーニュに居を定める。 1969年、女流総合展「潮」を創立、この頃から風景画家としても歩みだす。女流画家の旗手的立場で、画壇における女性の地位の確立に寄与。

その作家それぞれに評価額が決まるポイントがあります。
【テーマ・図柄】Q:高く売れる図柄はありますか?
美術品は描いてある図柄によって、評価が大きく変わります。
やはりその作家の人気テーマのほうが評価額も高いものです。
三岸節子は特に、力強いタッチで花を描いた作品で知られています。
赤い色の花を、迫力たっぷりに描いた作品が特に人気です。
彼女の作品はいずれも、題材と彼女のエネルギーが一体となった抽象的にも見えるものですが、
あまりにも形がわかりにくいもの、色がくすんでいるものは若干好まれないかもしれません。
【出来栄え】Q:制作年代は評価に影響しますか?
同じ作家のものでも、どうしても出来栄えは作品や年代によって異なります。
三岸節子の場合は、フランス時代後年以降の色と形の強い、
繊細ながらもエネルギーが溢れた作品が評価が高いといえるかもしれません。
【鑑定書】Q:鑑定書がありません。取ってから持ち込んだほうが良いですか?
三岸節子の場合、複数の鑑定機関があります。
しばしば、二箇所以上で鑑定証を取得されているケースもあります。
流通上、実はどこの鑑定機関が評価されやすいか、傾向があるのですが、
そのあたりは複雑な事情もありますので、ご相談いただければと思います。
なお、弊社では鑑定書取得の代行もいたします。
明らかな贋作の場合は出さないほうが余計なお金を使わなくてすみます。
まずはご不明な点がございましたら秋華洞にご相談下さい。


秋華洞では、三岸節子作品の買取だけでなく、相続査定評価書の作成も行っています。
相続や企業様の美術品評価が必要な場合はお気軽にご相談ください。

三岸節子は弊社でもご相談が多い作家です。ただ、人気ゆえに贋作も多く見受けられ、鑑定書の偽物も出回っていることも三岸節子の買取で悩ましい点です。明らかな贋作はプロが見ればすぐわかります。
三岸節子の作品を大事にしていただける次の所有者をお探しするのが私どもの仕事です。三岸作品のご売却、お取引の際は、ぜひとも私どもにご相談ください。