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香月泰男を高価買取いたします

日本の近代絵画を代表する洋画家の香月泰男。香月作品を買取いたします。精通した担当者が詳しく”香月泰男の作品の評価方法”を直接お客様にご説明させていただきます。大切にされてきた香月泰男作品を私どもが責任をもって次の世代へ引き継ぎます。

香月泰男

かづきやすお
1911(明治44) - 1974(昭和49)
香月泰男

洋画家。山口県に生まれる。昭和6年東京美術学校(現:東京芸術大学)油絵科入学、藤島武二に師事。在学中から国画会に出品、同人となる。昭和11年、下関高等女学校教諭就任。昭和14年第3回文展で「兎」特選。昭和18年に召集され満州へ。敗戦まで淡彩スケッチ入の便りを家族宛に出し続ける。捕虜としてシベリアに抑留され22年に復員、この体験がシベリア・シリーズの原点となった。日本芸術大賞受賞、新文展特選。昭和26年、サンパウロ・ビエンナーレに出品。昭和31年、欧州、米国に1年間旅行。

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活躍した時代

香月泰男買取
高く売れる図柄

香月泰男が生涯で残した作品数はおそらく数千点以上と思われますが、彼の代表作「シベリヤシリーズ」はもっとも高い評価を得ています。
1960年代以降は、重い戦争時代の記憶だけでなく、明るいモチーフの作品にも取り組むことになりました。虫や風景、花、身近な出来事を扱う絵画は香月の明るい面を示唆しており、こちらも高い評価を得ています。

正確に言えば、いわゆる「シベリアシリーズ」は全57点、山口県立美術館に所蔵されているので、ここで流通上シベリアシリーズと呼ばれているのは、それに連なるテーマの一連の作品のことになります。

ついで評価を得ているのは彼の地肌に花や虫などの自然のモチーフを少ない色を用いて描いたものでしょう。

そもそも何故、香月泰男の評価は高いのか

香月泰男の評価が高いのには、いくつか理由があります。私どもでは、次の理由があげられると思います。

1.戦後の日本人に、戦争捕虜の辛い経験を伝え続けていたこと。

戦後の日本人は、高度経済成長の途上で、戦争など忘れたように経済発展に努めました。けれども、命をかけて日本を守り、あるいは米軍の被害にあって死んでいったものたちへの記憶は本当は忘れられるものではありません。
それを思い出させてくれる作品であり、何より私達人間の「命」、生きとし生けるものの「命」を伝える普遍的なメッセージがあったこと。

2.彼にしかできない絵肌

絵画の絵画的生命は、その作家にしかできない物理的な構成を考える、ということが、おおきな意味を持ちます。戦後美術とは言わば「現代美術」の序章であり、方解末と茶系の油彩、そして炭を使った香月泰男ならではの基礎フォーマットは、彼の芸術を揺るぎないものとしました。奇しくも、この時代、熊谷守一、山口長男、鳥海青児はそれぞれに褐色の絵肌と物質的な基礎を持ち、いずれも高い評価を得ています。

3.美術館と展覧会企画の存在

香月泰男美術館が彼の郷里の山口県に設立され、定期的に展覧会を催し、全国規模での企画もあります。また山口県立美術館にも重要な所蔵作があり、常に彼の存在を顕彰する学芸員が常にいることが重要です。どんなに優秀な画家でも、専門美術館がないこともあるのですが、彼の場合にはある意味恵まれていたとも言えるでしょうし、それだけ価値のある画家でもあったということでしょう。

こうした理由から、彼が「国民的画家」であることは今も変わりなく評価されているのです。

香月泰男作品、私どもではこのような内容で探しています
当社では、以下のような香月泰男作品を積極的にお探ししております。

  • 油彩画(特にシベリア・シリーズ)
  • デッサン、スケッチ
  • リトグラフ、版画

水彩・クレヨン・デッサンなど

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香月泰男の人生

戦争前の香月泰男

香月泰男は1911年、山口県に生まれました。幼少期から絵に興味を持ち、1931年に東京美術学校に入学。在学中から国画会展に出品し、国画奨学賞・佐分賞を受賞するなど、早くから才能を認められました。当初、ファン・ゴッホや梅原龍三郎に影響を受けながら自身の作風を模索し、徐々に独自の表現を確立していきました。しかし、画風が固まり、画家としての確信を持ち始めた1943年、太平洋戦争の激化により召集を受け、画業は中断されました。

戦争後の香月泰男

戦争により、彼はシベリアへ抑留され、過酷な収容所生活を経験しました。1947年に帰国すると、故郷に戻り、本格的に画業を再開。戦争と抑留生活の記憶を題材にした作品を生涯にわたり描き続けました。特に代表作「シベリア・シリーズ」57点は、彼の戦争体験を深いヒューマニズムとともに表現し、戦後日本美術の中で特異な位置を占めることになります。一方で、日常の台所の食材や庭の草花といった身近な題材にも目を向け、色彩豊かな作品も制作しました。1950年代後半には、黒色と黄土色を基調とした重厚な画風に到達し、「シベリアの画家」としての評価を確立。

香月泰男のふるさと

香月泰男の生まれ故郷である山口県三隅町(現・長門市)は、彼の作品に大きな影響を与えました。故郷の自然や風景は、彼の作品に繰り返し登場し、独自の情感を醸し出しています。

美術の歴史における香月泰男の位置づけ

香月泰男は、戦後日本の洋画界において独自の地位を築きました。特にシベリア体験を描いた作品群は、戦争の悲劇を後世に伝える重要な文化遺産とされています。その作風は、戦争画の枠を超え、人間の内面を深く描き出したものとして評価されています。彼の作品は、戦争世代だけでなく、戦後世代にも深い感動を与え続けました。

香月泰男のご処分の方法

香月泰男の作品をお持ちで、ご売却を検討されている場合は、以下の方法があります。

  • 買取:もっとも早いスピードで現金化され、リスクの少ない方法です。
  • 交換会やオークションでの出品代行:もっともよいタイミングで適切なオークションへの出品をさせていただきます。
  • 委託販売:委託契約の上、弊社での販売をさせていただきます。

当社では、美術市場の最新情報をもとに、最適な売却方法をご提案いたします。

 

香月泰男に関連する美術館情報

香月泰男の作品は、以下の美術館で見ることができます。

  • 香月泰男美術館(山口県長門市)
  • 山口県立美術館(山口県)

美術館で作品をご覧いただくことで、香月泰男の世界観をより深く理解することができます。

香月泰男の作品のご売却をお考えの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。専門スタッフが丁寧に対応し、最適な価格での買取をお約束いたします。

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