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舟越桂

ふなこしかつら
1951(昭和26) -
舟越桂

彫刻家。父は舟越保武。弟の舟越直木も彫刻家。
東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
第43回ヴェネツィア・ビエンナーレへの出品以来、その内省的な眼差しを持った肖似性の高い作品が、国内外で高い評価を得る。初期では、楠材に着彩を施し、大理石の玉眼を嵌めた着衣の人物胸像・半身像を特徴としていたが、1990年代以降、人間の身体を変形させた作品や、半人半獣の作品を制作。2000年代以降は、西洋彫刻の観念を取り入れ、裸体彫刻も手掛けるようになる。小説「永遠の仔」「悼む人」(天童荒太著)や「海峡の光」(辻仁成著)など書籍の装丁に作品画像が使われている。
第18回平櫛田中賞受賞、第33回中原悌二郎賞受賞。

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