
草間彌生
くさまやよい長野県松本市に生まれる。幼少期より視界に水玉が浮かぶ幻視に悩まされ、症状を克服しようと大小の斑点や網模様をモチーフとした絵を描き始める。京都市立美術工芸学校で日本画を学んだのち、20代後半でアメリカに渡り、巨大な平面作品や、鏡・電飾を用いたインスタレーション作品を発表。1960年代後半には、ボディペインティングや反戦運動など数々の過激なパフォーマンスを行い、その独創的な作品形態で「前衛の女王」として世界に広く知られることとなった。1990年代以降は一層活発な創作活動を行っており、ドットを全面にほどこした南瓜やハイヒールなど、巨大な野外彫刻を世に送り出している。1993年にはヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として出品、2004年に森美術館で開催された個展「クサマトリックス」は52万人を動員した。文化勲章、紺綬褒章、旭日小授章受章。

その作家それぞれに評価額が決まるポイントがあります。
【テーマ・図柄】Q:高く売れる図柄はありますか?
美術品は描いてある図柄によって、評価が大きく変わります。やはりその作家の人気がある図柄、テーマの方が評価も高いものです。草間彌生の場合、人気が高いのは、水玉模様やかぼちゃシリーズ。繰り返し描いているこのモチーフは彼女の代表作であり、世界的にも評価の高い作品です。
【シルクスクリーン・リトグラフ】Q:版画作品でも買取してもらえますか?
草間彌生の場合、市場に出ている作品の大部分が版画作品です。もちろん、版画であるシルクスクリーン(スクリーンプリント)やリトグラフ、エッチング、エンボスの作品も買取をしています。また、オブジェ作品も査定・買取いたします。
【サイズ】Q:作品は大きければ大きいほど買取額も高くなりますか?
号あたりいくら、という美術関係の本がありますが、「号あたり」価格は売買の実態とは遠く離れているのが実態です。また、大きさと価格についてですが、すべて比例するわけではなく、4号以下のもの(1号やSMなど)などは割高傾向にあり、必ずしも大きければよいということではありません。
ただ、草間作品の場合は、世界的な評価軸ですので、初期の作品であっても巨大な作品はかなりの高評価で取引されております。
【サイズ】Q:3年前に◎◎円で買ったのですが?
草間作品の場合、海外でも人気が高く、海外での評価が国内の評価に反映されていることもあり、価格が乱高下する傾向もあります。少しの時間、例えば一ヶ月経つだけで、かなり変化してしまう場合もあります。そのため、評価・買取は、極端な言い方をすれば「時価」となります。売却をご希望の場合は、なるべく早くご相談下さい。
【鑑定書】Q:鑑定書がありません。取ってから持ち込んだほうが良いですか?
草間作品は、草間彌生スタジオで鑑定・登録を行っています。鑑定は秋華洞が代行することもできます。草間作品はその人気故に贋作も出回っています。明らかに贋作の場合はプロが見ればすぐわかりますので、ご相談いただければと思います。









秋華洞では、草間彌生作品の買取だけでなく、相続査定評価書の作成も行っています。
相続や企業様の美術品評価が必要な場合はお気軽にご相談ください。