大田垣蓮月の作品
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尼僧、女流歌人、書家、陶芸家。俗名誠(のぶ)。菩薩尼、陰徳尼とも称する。
生後まもなく京都知恩院門跡の坊官大田垣光古の養女となる。夫と死別後出家し尼となり、知恩院真葛庵に住む。六人部是香、上田秋声らに歌を学ぶ。作陶にも優れ、手びねりの茶器などに自詠の和歌を彫りつけた作品は「蓮月焼」と呼ばれ、人気を博すした。そのため贋作も多く出回っている。また、若年の富岡鉄斎に薫陶し、その文人的人格形成にも大きな影響を与えた。蓮月の和歌に鉄斎が絵を描く合作なども残されている。