掛軸の買取と査定
絵画骨董買取プロにご相談を
最近の日本の家屋は床の間や和室がないこともあり、せっかくの掛軸が眠ってしまっているという場合も多いようです。絵画骨董買取プロ・銀座秋華洞は代々90年以上、掛軸を扱って参りました。お客様の価値ある作品を次の世代に引き継ぎます。
- 3代続く
80年の実績 - 美術品・骨董
全ジャンル - 安心安全の
専門家査定

掛け軸作品の鑑定ポイントと価格相場について解説致します
掛軸の買取のご相談で多いのが「飾る場所がなくて・・・」ということです。
最近の日本の家屋は床の間や和室がないこともあり、せっかくの掛軸が眠ってしまっているという場合も多いようです。
でも、本当の価値を知りたいと思いませんか?また、本当に掛け軸を大事にしてくれる人の手であらたに保管してもらうことを考えませんか?あなたのその掛け軸、必要としている人がいるとしたら?
絵画骨董買取プロ・銀座秋華洞は代々80年以上、掛軸を扱って参りました。
掛け値なく日本で一番大量に軸物を扱ってきた家系です。

掛け軸の価格相場について
買取価格はどうやって決まるのか
掛軸の価格は、その作者のものに間違いないものなのか(真贋)、出来映え、制作年代、箱書き(鑑定書)、コンディションなどが重要になります。また、現在の美術マーケットでの人気の度合い、需供関係等を勘案して、買取価格が決まります。
掛け軸の価格帯の目安
高額で買取できる作家
残念ながら掛け軸全体のニーズは年々下がっていますが、本当に素晴らしい作品に出会えることもあり、よいものは次の世代に引き継ぎたいと強く感じています。書画に強い私どもとしては、精一杯頑張って評価いたします。
買取している掛軸の種類
美人画の掛軸
書の掛軸
こちらの記事も読まれています
掛軸作品、何をどう見ているのか?
(1)箱を見る
掛け軸作品を鑑定するとき、まず最初に見るのが「箱」です。箱には以下の2つの重要な役割があります。
保存の役割
高級な作品は「桐箱」、やや安価なものは「杉箱」、一部には「柿の木の箱」も見られます。安価な作品は紙箱に入っていることもあります。桐箱は湿度調整機能があり、掛け軸の保存に最適とされています。
作者特定の役割
箱には通常、作品名と作者名が書かれており、鑑定の際には中身と一致しているか確認されます。サイズや形式が一致していないと評価にマイナスです。
箱書きのルール
江戸期以前:箱書きは弟子や関係者によるものが多く、信用のある人物かがポイント。
明治以降:作者本人が箱書きをするのが通例で、偽物も多いため慎重な鑑定が必要です。
鑑定証
箱の中には以下のような鑑定書類が入っていることがあります。
(1)極書・折り紙
江戸期に多く、小さな折り紙に鑑定文が書かれたもの。由緒あるものであれば高評価になりますが、偽物も多く慎重な確認が必要です。
(2)鑑定証
主に戦後以降の日本画家に対するもの。東京美術倶楽部や遺族・一族の発行による証明書は信頼度が高く、真贋判断の重要な手がかりになります。
表具
使われている裂地の質は評価に影響します。とくに江戸期以前の表具は、その由緒を示す重要な情報です。
本紙
本紙の素材には「紙」と「絹」があり、絹の方が格調高く評価される傾向があります。重み・仕立ての良し悪しも、手に持った時点である程度わかります。
掛軸の種類
- (1)書
- (2)画賛もの(絵と賛の組み合わせ)
- (3)絵画
江戸期は画賛形式が多く見られ、詩文や落款、印章なども評価対象となります。
評価基準
「年代」「出来栄え」「着色の有無」「カビ・シミ・状態」など多くの要素で決まります。江戸以前は状態に寛容ですが、昭和以降は状態重視。修復が必要な場合は専門家への相談が望まれます。
掛け軸の価格帯スパン
掛け軸の買取価格は以下のように幅広く分かれます。
- (1)箱がない、ボロボロの作者不明:0~1,000円
- (2)凡作、無名:1,000~5,000円
- (3)著名だが駄作・真偽不明:5,000~50,000円
- (4)江戸期著名作家:50,000~10,000,000円
- (5)平安~室町の古美術傑作:1,000,000~50,000,000円
- (6)明治以降の作家:10,000~50,000,000円(作家ランクによる)
雑多な軸は評価が下がっていますが、優れた作品は確実に評価されます。
贋物には値段がつくのか?
贋物にも評価はされますが、法的判断や鑑定人の見解に左右されます。「見解の相違」による再評価が起こることもあり、明確な線引きは難しいのが現実です。
代表の田中と著書の紹介
秋華洞 代表取締役社長 田中千秋
昭和40年京都生。東京大学文学部心理学科卒。映画製作、農業、SEを経て美術商へ。京都・思文閣美術の創業者・田中新を祖父に持ち、国内外に美術の価値を発信中。
主な役職
- 美術商交友会理事長
- 全美連理事
- 国際浮世絵学会理事
- 交換会松風会主
- 東京美術倶楽部、築地ロータリークラブ所属
著書『アートコレクター入門』
平凡社刊(令和6年)田中千秋著。美術品の売買の基礎を物語形式でわかりやすく解説。美術館関係者・コレクター・作家にも好評を博している。
田中の想い
「美術を通して、人と人との豊かな出会いと、人生への喜びを共有できることを目指しています。」
査定の流れとご利用方法
まずは写真をお送りください
査定をご希望の方は、LINEやフォームから掛軸の写真をお送りいただくだけでOK。査定は完全無料。売るかどうかは価格を見てからご判断いただけます。
出張買取・宅配買取にも対応
東京・関東近郊はもちろん、全国各地への出張査定・宅配査定も承っております。大切な作品を安全に査定・保管・取引できるよう、専門スタッフが丁寧に対応いたします。
その場で現金買取も可能
査定後、ご納得いただければ即時の現金買取も可能です。ご希望に応じて振込対応や査定書類の発行も行っております。
美術品専門店だからできる高額買取
店頭・展示販売ネットワークを持つからこそ
私たちは単なる「買取専門業者」ではありません。銀座の店舗での展示販売、国内外の美術愛好家とのネットワークを活かし、再販力のある作品にはしっかりと価値を見出します。
「価格がつかない」と言われた掛軸もご相談を
他店で断られた古い掛軸や箱がない作品でも、当社では意外な評価がつくこともあります。実績ある専門家の目で丁寧に査定いたします。
蔵整理・相続・遺品整理もお任せください
掛軸は、ただの「古い紙」ではありません
おじいさまが大切にされていた掛軸や、蔵の中で眠っていた書画。それが実は名品であったというケースも少なくありません。価値のわからぬまま廃棄される前に、ぜひご相談ください。
査定書の作成やご家族とのご相談もサポート
相続や遺品整理に伴うご相談にも丁寧に対応いたします。必要に応じて査定書類や評価明細の作成も承っております。
お気軽にお問い合わせください
LINEで簡単査定!
スマートフォンで写真を撮って送るだけで、簡易査定が受けられます。まずはお気軽にご連絡ください。
来店予約・出張のご相談も
ご来店の際は事前のご予約をおすすめしております。また、関東圏外への出張や一括査定のご依頼も、お電話またはメールでご相談ください。