愛知県瀬戸市に生まれの陶芸家。生家が陶家という事もあり、幼き頃から陶器制作の手伝いをしていた。1962年に京都市立美術大学（現・京都市立芸術大学）に入学し富本憲吉、近藤悠三らに学びぶ。卒業後は瀬戸に戻り、父とともに食器を制作しながら公募展に出品。1967年の瀬戸陶芸展新人賞受賞を皮切りに立て続けに賞を受賞し、気鋭の陶芸家として一躍注目を集めるようになる。手びねりによる「オブジェ陶」と呼ばれる作品を通じて造形を追求し、日本現代工芸美術展や日展などで受賞を重ねた。器の形と装飾とを一体化する造形感覚はきわめてダイナミックであり、現代陶芸の鬼才として注目を集めたが、2013年に急逝した。享年69歳。