渡辺始興の作品
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京都生まれの画家。姓は源、字は求馬。名は始興。晩年に環翠と号した。はじめ狩野派を学ぶ。狩野派の師は山本素軒と言われている。 その後、尾形光琳に学び装飾的な琳派の画風を継承。早くより近衛家熙に仕え、多くの作品を描く。また後に円山応挙が渡辺始興の「写生図巻」を模写したことでも知られている。その画風は幅広く、狩野派風、雪舟風、宗達派風、光琳風など様々な様式を使い分けている。また始興の描く草花図に顕著なのが、珍しい植物を積極的に描き込もうとする意志である。これは師の近衛家煕が、博物学的関心の高い人物であったことと深く関係していると考えられている。1755年歿。享年73歳。「燕子花図屏風」「大覚寺正寝殿杉戸絵」「興福院書院・霊屋障壁画」などの作品がある。