銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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こんご総理にふさわしい人はいるのか。TVタックルの安倍さんを見てちょっとガッカリ

   

 安倍三さんは尊敬すべき政治家と考えているが、彼を見ていると若手の保守のひ弱さを象徴しているような気もしている。体のことだけではない。精神的な未熟さを感じさせる。
 今週月曜日のテレビタックルを見た。珍しく安倍さんが出ている。彼の総理として行った仕事、たとえば防衛庁の防衛省の格上げなどはやるべきことをきちんと片付けて偉かったとも思うが、テレビでの態度を見ているとやはり未熟な人だなと思った。大竹まことが何か素朴な質問をしたのだが、「そんな質問は議論に値しない」と何故かムキになって切り捨てた。タックルという番組の性質を考えて、ややオーバーアクションを演じたのかもしれないが、それにしても、あの態度では、そもそも総理になるには早すぎた人なのだな、とわかる。与党、つまり責任ある立場のリーダーは辛抱強く聞いて説明する能力が必要である。
 その意味では、石破さんが、責任者として丁寧に説明する辛抱強さを感じさせて、今いる政治家の中では、総理をやる資格が唯一ある人のように思う。「ウン、それはね、つまりこういう事なんです。まず第一に、・・・」深く自分の考えを「自己批判」しながら積み立てて来た人だけが出来る説明の仕方である。彼の理念が全て正しいとは思わないが、ほとんど唯一感情を排して論理立てて説明する能力のある政治家に思える。
 ところで、今度の民主党の総裁選は噴飯モノである。総理の座につくことが目的化して「目が泳いでいる」管さんの相手が「小沢」になる方向と報道されている。
 小沢さんはもういい。カネの問題、が問題ではない。彼は自分の信念を説明しないからである。「口べたで誤解される」と言い訳しているが、「口べた」なのは、説明しない方が得策な事が多いと判断しているに過ぎないだろう。そしてどうも彼は自分の本当に考えていることを説明しないで権力を先に握ろうとしているように見える。いったい小沢さんが何をやりたいのか。ほんらい、政界再編は手段であろう。小沢さんの本当の目的は何ですか。まったくわからない。
 残念ながら、総理になる能力のある人が民主党にはいないようである。もしそれでもどうしてもやってみたい、というのなら、党内選挙などやらず、管さんと私たち国民が心中するつもりで続けていただいた方がまだマシ、とも思う。ハラがすわらないもの。
 その代わり、あの薬害エイズで活躍した「スジ」を通す人格と、奥様のバックアップを信じて、とことん彼の政治家としての成長を待つのである。民主党選挙など、中止をサッサと決めるべきだろう。
 ホントはもう民主党が続くのは国家にとって危険なので、すぐに総選挙にするべきだけどね。経済対策が出そうにもないし、例の「外国人参政権」法案がいつか出て来るだろうから。
 ベストを言えば、たとえば改憲「反対」「賛成」陣営に分かれて政党を組み直したうえで、現在の政党をばらばらにして組み直した上で総選挙をやって欲しい。
 ただ彼らが権力を手放すようには思えない。経済は厳しくなる一方だが、この苦しみを耐えて日本に政治家が育つのを待たなければいけないのでしょうね。
 
 

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