銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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日本経済復活一番かんたんな方法

   

というわけで、先日友人に勧められて読みました。勝間さんってドーカナーと思っていたけれど、此の本を読むと流石経済の専門家と思いました、ということで。


で、読んでみて。ツイッターでもつぶやきましたが、面白かった。
というか、もう、此の本に書いてあることが本当なら、さっさと経済対策やっていただきたい政府と日銀には。
  amazonの書評の数々を読むと、案外懐疑的な意見も多い。しかし、まあ読んでから勉強して文句をいうなら言ったら良いでしょう。

要はデフレは諸悪の根源、これを根絶することは急を要する、そして方法はある。という趣旨。
方法の主たるものは、通貨の供給量を増やすことだが、間違った理論と官僚の不作為にはばまれている、とのこと。
一番身につまされるのは、デフレだと、在庫の価値が減り、相対的に負債の評価が上がり、企業の存続が難しくなる、という指摘。経営する側、というのは相対的に人数が少ないので、この事実が政治家や銀行、日銀には実感としてわからないのだろう。しかし、中小企業も、大企業も本当に深刻な危機感を持っているはず。なのに鳩山兄弟の馬鹿げたニュースばかり。緊張感がなさすぎる。
ここからトラックバックしたコカイダンさんの書評が秀逸だ。
このままデフレが続けば、カツマーは過労死し、カヤマーは餓死する。
辛辣で、的確。プログラマ的なロジカルな思考ができて、かつ守備範囲と言語能力が極めて。すごい人がいるもんだ。ホリエモンじゃあないけど、仕事で触れられたら面白い人なんだろうな。
 

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