銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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女は賢く勁(つよ)くあれ!

   

金美齢と櫻井よしこ、とっても好きで尊敬している。

さっきの投稿で「ウヨク」が好き、と書いたが、このときの「ウヨク」はこの二人、それから小林よしのりかもしれない。宮崎 哲弥もいいですね。要は自分の頭でまっとうに考えていること、ヨノナカに流布しているヘンナコトを見抜く健康さ、という意味でのウヨク。そういうのをウヨクとは呼ばないか。朝日チックなひとはみな、皆目考えていない、という意味でのサヨク、というヒトが多い気がしてなんか薄気味悪いのだ。ほかの言葉で言えばヒトに冷たいエリートの思想といいますか。(朝日新聞関係のお友達、ゴメンネ。別に朝日にいるから悪い意味でのサヨクとは限りませんから。)

で、この二人が対談で本を書いたのを読んだ。

女は賢く勁くあれ! (WAC BUNKO 89)
 

という本である。まっとうな二人が日本人について厳しく優しいことを言っていてためになる。そうとうに勝ち気な女性二人だが、おもしろいのは、金さんが「フェミニズム
」が嫌いと表明していること。職場への女性の参加は大いに奨励するこの二人だが、「オトコが悪い」というフェミニズムの視点は的外れという。

私も実感である。フェミニズムというのはダメですね。

僕は大学時代「女性学ゼミ」というのに、キレイな女性の先輩に誘われた、という軟弱かつ健康な理由で入った。同じ理由で入っているらしき男性が何人かいた。で、上野千鶴子先生の著書なんかおもしろく読んだし、どこかシニカルな調子のある彼女の関西弁も好きだったけど、やはりオトコ対オンナという理論のモトには無理があるし、子供を産み、育てる家庭というものを観念的にとらえていてリアリティがない。テレビタックルに以前、典型的にバカでだめな田島というヒトが出ていたが、あんなフェミニストというのはバカだ、という印象を強めるだけの女性の出演を止められないのだから、フェミニズム村というのはどうにもならない。

 - 読書

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