銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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日本橋店長会議

   

東京東海証券の中村征夫氏(なかむらいくお) さんの写真展のレセプション・トークショーにお招きいただいた後、日本橋の店長会議に出席。
http://www.tokaitokyo.co.jp/main/information/event/photo2009/

日本橋巡りの川崎さんがコーディネートしている日本橋老舗の会。

100年、200年はザラという老舗の数々。日本橋と銀座、地域活性化していきましょう、という連絡・親睦会で、雰囲気がとてもよい。伝統を大事にする、という事と「今」をどう生きるか、というテーマを生きている人の持っている共通の雰囲気。

でも、同時に思っていたのは、「伝統」なんて「今」を生きなければ、すぐに消えてしまう。時代に合わせて進化しなければ簡単に滅びてしまう。そういう事がわかっている人たちが継いできたからこそいわゆる「伝統」がつながってくるのだろう。

また、世界中の誰もが数千年、数万年におよび「先祖」を持っている。その意味では誰もが「伝統」をひきつぐ立派なヒトである。私もたまたま祖父が始めた「書画」の道を看板にしているのだが、畢竟自分の力が試されているのである。人を納得させるのに「伝統」は便利だけど、そんなことに慢心していてもへのカッパである。

そのことを意識してかしないでか、日本橋のお寿司屋さんは、「ぼくは今日明日の今年か考えていません。で、明日のネタは。。」と冗談を飛ばして笑いを取っていた。こういうセンス好き。

この方は先々代は何でも屋さんだったのが、先代から寿司に集中したと言う。そう、時代に合わせて進化することで「伝統」はつながる。それでも平家も源氏も徳川も「永遠」には反映しない。盛者必衰。諸行無常。「伝統」は「今」にある。

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右はなんと日本橋の最高級海苔食べ比べの趣向。山本山、山本海苔、山形屋さんの最高品。
皇室献上品もある。持って帰りたかった!(食べちゃった)

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