銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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座禅

   

座禅の会、に参加してきました。

座禅、にはあまりいい思い出がないのです。学生時代に友達に誘われてとある有名大学の有志の会に何回か行ったのですが、何か社会に適応できないヒトが逃げ場として使っている印象があり、動作もわざとらしく思えてイヤであった。

今回も座禅自体に興味があって参加したわけではないのだが、そのこと自体はあっという間に終わってしまって感想らしい感想などない。ただ、参加している方々が、禅での自分の修養を日常の経営に積極的に生かしている、社会に立ち向かう(言葉が適切とはいえないかもしれないが)ツールとして使っていることにはポジティブに思えた。

また、白隠の言葉、禅語などを私は商品として取り扱っているわけであるが、そうした先人の「言葉」を生かす取り組みとして、現代の若い人がやろうとしている、ということは新鮮であった。白隠の言葉を参禅前に必ず読む。どちらかといえば、年配者が個人の「趣味」「信条」として求める場合が多かったから、現在に生かされている場があるのは面白かった。イトコの田中大ちゃんも、「先賢諸聖のことば」という本を出して、墨跡・筆跡を現代の経営者に生かそうという取り組みをしているが、実態としてどのように受け入れられているのか、よくわからなかった。そういう意味では、本気で先人の言葉を消化していこう、としている人たちがいるとすればすごいことだろうと思う。

今後参加するかはわからないが、熱気あふれるこういう場があることはよいことだと思った。

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