銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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アートコレクターという雑誌の2月号に載りました

      2016/07/08

http://www.syukado.jp/jp/press/history/artcollector2009_02.html
私のインタビューが、アートコレクターという雑誌に掲載されました。

「不況に強い美術とは」というテーマで取材を受けたのですが、ちょっとテーマに戸惑いながらたどたどしく答えた結果です。

ただ、本当を言えば、あまりコレクターの方に、不況だ好況だとあまり吹聴するのはいかがな物かと思っています。マスコミが煽るほど、実体経済がイキナリ縮小しているかというと、必ずしもそうでもない部分もあります。例えば、今朝の日経でも、内需部門の会社128社は増収増益で、最高益更新の会社もあったということで、すべてがダメということでもないのです。

美術の需要も、マスでみると減っていると思いますが、おかげさまで私たちはそう小売りの成績が違う、という事でもありません。個別のお店でも似たような物ではないでしょうか。ただ、世間で思うほど美術商は儲けていませんので、ちょっとの下ぶれでも結構みなさん経営は大変だと思います。思いますが、ユーザーの方が一喜一憂するようなことではないと思います。美術商やオークション会社は厳しい状況とはいえますけれども。

インタビューの内容は、古美術や版画(棟方志功やメゾチントの作家の事を意識している)は、あんまり景気に左右されないよ、という事を申し上げていますが、あまり高尚なことはしゃべっていないので、他のそうそうたる方(浅木美術倶楽部社長や、日動画廊の長谷川智恵子さん、現代アートのミヅマさんなど)の個性あるコメントにはさまれて、なんだかマヌケなことをしゃべっているなあ、と自己嫌悪に陥ってます。

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