銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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アートショウふたつ

   


で、本日はNYで行われているアートショウに二つ行きました。


ひとつはダウンタウンの「アジア パシフィック アートショウ」
いまひとつはアップタウンの「アジアンアートフェア」


アップタウンはお金持ちの住んでいる地域。日本でいえば成城田園調布でしょうか。ダウンタウンは。。。下町。
でもこの例えはあまり当てはまらないでしょう。日本や東京では、富裕層と居住地域、行動範囲が複雑に混じり合っているので。ダウンタウンと東京の浅草上野そのほか下町では、いささか意味が違いますし。


まあでもおおざっぱにいえばそういうことで。


まずは今日から開催のダウンタウンのショウへ。若い友人が出店しているので注目して見てきました。
ダウンタウンのショウもごったに感があるものの、おもしろいとは思いました。けれども会場自体の対応があまりよくない。このショウは軍の施設を借りているのだけれど、運営にミリタリー色が強すぎて、あまりお客が大事にされていない。これじゃあ興ざめ。という部分がある。


でも気軽に「アジア」を楽しむにはいいのじゃないでしょうか。



次いで、6時からのアップタウンのオープニングパーティに行きました。


これはやはりダウンタウンとははっきり違いました。きているお客様の格が違う。大事なお客様だけのパーティということはあるけれど。。着飾った貴婦人たちの国籍は白人あり、日本、中国、インドあり。。ファッションは白人の婦人も「アジア」を意識してアジア風のいでたちが多く見られました。


写真は撮ったのだけど、小さいのをひとつだけ載せておきます。雰囲気はわかるでしょ。asianartfair


けれども日本美術、とくに近代が多く取り上げられていたのには驚き。こんなところで松林桂月、児玉希望、北野恒富に会おうとは。。これらが売れるのかどうか、受けているのかどうかはわかりませんが。


日本の美術商も数軒出ていて、そのうち2店はご主人と顔見知り。中国陶磁と浮世絵のお店だけど、お二人とも素敵なお店でした。というかそのおかげでこの特別な機会に参加できたのだけども。ありがとうございました。


ここに参加するのには莫大な経費がかかるそうなので、参加はカンタンではありません。でもこの雰囲気はいい、と思いました。いつか入るべき。


それはともかく、英語ができなければハナシにならない。NYに来るのなら。今回のNYでは自分の語学力のなさに唖然。前回来たときよりもそれを実感。ネイティブのスピードが全く聞き取れないのだもの。ハナシができるのはネイティブではないヒトとだけ。

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