銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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お着物バトル

   

オリンピックの国母選手がユニフォームを着崩していたことが問題になったことで、弊社の朝礼でも話題になった。「服装なんか関係ないんじゃないか、中身があれば」という意見もあった。

で、ホリエモンが「服装原理主義」の人たちはおかしい、寛容で良いのじゃないの、という意見を唱えている。当然彼はそういうだろう。

昔、会田誠の絵に、背広姿の男がジューサーですりつぶされる絵があったような気がする。(ちょっと詳細違うかも)女子高生バージョンもあったかな。とまれ、「背広族」に対するある種の反発のようなものが示唆されている描写であった。

ワタクシは美術商の前はいわゆる「SE」であったが、これは「背広族」の仕事であった。SE職には、クリエイティブ系と、企業系があって、これで、Tシャツ組と背広組に分かれていた。私はクリエイティブ系の人たちとはつきあいがなかった。「楽天」「ヤフー」「ライブドア」などは社内で役割で使い分けているようだが、つきあいのあった「ヤフー」は、社内的には服装が自由なようだった。

美術商にも、私服系と背広系がある。日本画、洋画の高額品を扱う画廊は、背広系。骨董、書画、古書系は私服。

こうして書いていくと、背広系と私服系は、別段諍いも何もないし、自分もTPOで使い分けるのは当然で、どうということはない、とも思える。

しかし、服装が「どうでもいい」だろう、という主張には、激しい反発を招くのが当然という要素がある。何故なのか。と、時間がなくなった。また。

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