銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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テロについて

   

ロンドンのテロについて、昨夜テレビを見た。

 

例によって「断固許されないテロリスト」というキャスター、政治家のお言葉。

 

たしかに許されない。罪のない人たちへの暴行。

 

ただ、この事件で思い浮かぶ言葉は「殺すものは殺される」だ。

 

イラクでなくなった人間の多くも、イギリスで亡くなった人の多くも、罪がないのに殺される。

 

殺す側の論理は、いつも必ず正義である。はたからみればどちらも(英米もアルカイダも)同じくらい悪であろう。

 

殺さずに、殺されずに、しかも、したたかに生きるいきかた、そうした論理がありえないのだろうか。

 

こういう展開を招いたアメリカ政府の責任は重い。大国には、それにふさわしい「大人」の論理がほしいからだ。しかし事実は大国になるに従い、独善的になっていくようだ。人間ってその程度のものなのか。

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