銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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あけましておめでとうございます。今年の抱負を書かせていただきます。

   

あけましておめでとうございます。
 しばしば、年頭のコラムでは政治状況などについて書くことが多かったのですが、もう近頃は書く気もしません。政治とマスコミの分野に人材がいないのは日本社会の構造的問題でしょう。
 で、今日も相も変わらず小沢の証人喚問やら何やらとやっている。「政治とカネ」、の問題など朝日と民主党のマッチポンプのネタであって、本質的にはどうでもよろしい、今はそんな政治家個人の問題よりも、まともな経済対策を議論するべき時でしょう、こないだの官房長官の「暴力装置」発言の揚げ足取りも馬鹿馬鹿しかった。小林よしのりがネットや漫画でも書いているし
 東大の刈部直君も朝日かどっかに書いていたような気もするが、
別段「暴力装置」の言葉自体は政治学用語で警察や軍隊を指す言葉としてよく使われる。仙石の場合は、自衛隊への敬意とねぎらいが欠けているという資質の問題としては批判されても仕方ないが、言葉自体を批判するのはつまんないんじゃないですか、もうレベルの低い報道はやめましょうって、思うんですが、これは余計なこと。生涯安泰なN放送以外の報道は生き残るの大変なんだからせめて質ぐらい上げてよと。
 そんなことよりも、本年の抱負といいますか、気構えなど。
 毎年、今年の目標を年始に考えるのですが、どうもこの不景気の中、大言壮語してもやや憂鬱な気分になってしまうので、もっと根本の、自分のやりたいことを考えながら、初詣に参りました。
 「思想」的気分は20代から40代にかけて随分変化した。端的に言えば、アンチ資本主義から資本主義、アンチゴルフからゴルフ大好き、九条護持自衛隊放棄から、九条変更自衛隊格上、などなど。これは時代の流れも重なっているけれども。
 しかし変わらない事は女性の美しさが好きなこと、映画が好きなこと、人が喜ぶのが好きなこと、真剣な議論が好きなこと。
 自分が「会社」を始めてからわずか8年だが、やりたい事の根本は、お客様も社員も含めて生き生きとした笑顔が出るような会社、それだけである。真剣な仕事ぶりからしか現れない笑顔。そういう意味では、お寿司やさんや、映画制作、アパレル、建設、別段業種構わず共有できる理想である。当たり前すぎて、アカンかなあ。自己満足になってしまうかもしれないし。
 では、それに加えて、私や、社員には、次のように成長できる会社でありたい。ものごとの本質を見ぬくこと。あらゆる事に興味を持ち、よく考え、行動に移すこと。さまざまな人やモノゴトを受け入れて、心のおおきなハラのでかい人になること。
 アホはいらないが、学歴もいらない。
 ものの見方はこれからも変わるでしょう。でもやりたい事は、そう大きく変わらないかもしれません。
 変えていくことは、自分をより積極的にすること、深めていくことです。美術の仕事を通して今年力を入れたいのは
 ・より多くの良質の美術品をお客様からシッカリ買わせていただく事。
 ・美術、あるいは芸術家の背景や心の世界をより深く共感すること
 ・日本中、世界中の本当に美術が好きな方に出会う事。そういう人を作ること。
今年もよろしくお願いします。

 - 意気込み

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