銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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とあるアフリカから来た人

   

前項でコミュニケーションのテーマに少し触れたので、ついでに思い出す人を。


とあるアフリカ出身の美術商の方。


日本にいるアフリカ人、というと、ビートたけしの「付き人」になっているお兄ちゃんや、鈴木宗郎議員についている背の高い黒人などを思い出します。ちょっと日本語がめちゃくちゃっぽいような。ところがこの美術商の方、日本語はペラペラどころか、日本人よりも日本語が上手い。つまりなんというかな、日本人の感情と言葉の機微がものすごく細やかにわかるのですよね。日本に来て何年かしらないけれど、地道にきちんとご商売をされている。たった一人で日本に来て。


この人は多分世界中どこにいてもやっていける人だと思いますね。多分、彼が嫌いな美術商は誰もいないと思う。コミュニケーションの達人。


この人を見ていると、明るいこと、人に気配りが出来ること、誰にでも挨拶が出来ること、勤勉でよく勉強していること、度胸があること、(ちょっと項目が重なっていますが)、があれば、商人としてどこでもやっていけるのではないか、と思います。仕事の内容はおのずと決まってくる。どれかの要素がない人はそれなりの仕事を探せばいいけど、成功するには多分どれも必要でしょうね。


なんか当たり前のつまらないことを書いている気がしてきた。だけど夏目さんと上に紹介したアフリカの人には学ぶべき多くの点があると思います。そういえばお洒落であることも二人の共通点かも。これからも学び続けたいモノです。

 - 美術の世界あれこれ

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