銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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東郷青児生誕120年

   

東郷青児が生まれて120年を記念した展覧会が開かれている。東京では本日からだ。

東郷青児は、棟方志功と並んで、いつまでたっても人気の色褪せない、数少ない作家だ。

其の名前を知らなくとも、ブルーが基調の、ある種の型にハマった、銀座鉄道999の「メーテル」みたいな絵画、といえば、誰もが思い出せるのではないか。

http://togoseiji120th.jp/

弊社でも、ほぼ毎月のようにお客様からお譲りいただいたり、販売している作家でもある。

なぜ彼の女性像が色褪せず、飽きられず、ずっと人気を保っているのか、そしてあのスタイルが生まれたのは何故なのか、彼の激しい人生と画業の有り様はどのように関係しているのか、非常に日本的であり、なおかつ日本的でないあの作風は謎をはらむ。

今日からの回顧展でその謎が解き明かされるのか、興味深い。

 - 展覧会, 美術の世界あれこれ ,

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