銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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自民党だって後出しじゃんけんじゃん

   

今回、那覇検察庁が「体当たり船長」を返してしまったこと、また中国が「謝罪」を求めてきたことは日本にとって衝撃的であった。

ただ、この時点になって自民党の側(安倍さんは自転車党首さん)が、コメントで民主党を攻撃するのも、野党の気楽さからやっているようにも見えて、ちょっとずるいんじゃないのとも見える。そもそも「無条件釈放」を中国が要求していたときに「最適解」を発言する政治家が誰かいたのか。みな対応に困惑していたのではないのか。相手の要求を突っぱねる事は威勢がよいしそうしたいが、本当に出来るのか、責任者なら考えざるを得ないだろう。

しかしもちろん民主党の現在の対応は擁護できない。彼らは何もメッセージを発しないからだ。ネットでささやかれているように、「日本を崩壊させる」意図で結成された政権なのか。

私たちの立場からしても、中国はうまく付き合いたい商売相手だが、こと政治問題では「話し合える」相手ではないのが困る。今回も経済や関係ない会社の社員の人質をとってまで圧力を掛けるという、日本が逆をやったらもっと大事になるだろう処置を平気でやってきた。

今回、日本の対応は「粛々と国内法」で、となっていた。という事はこの政権は案外タカ派でいって「筋を通す」人たちであって、みんなが思っているようにおバカさんではないことを示すのかな、と思ったら「検察独自の判断」などと仙石さんが言う始末。恐ろしく無責任な政権であることを露呈してしまった。

しかし自民党だったらきちんと対処できていたかもわからない。小泉政権の時、北朝鮮のムスコが「ディズニーランド」に遊びに来て入管で捕まったとき、外交カードに出来るところを、真紀子さんはみすみず送り返してしまう。以前の尖閣諸島に活動家が来たときも、速攻で返した。

もしかしたら、今回も速攻で返した方が、総合的に見て「得策」だったのかもしれないが、いずれにしても、彼らが打ってくる手に対して、どのような手段で対応するか、まったく考えてこなかった事が露呈している。

おそらく次は軍艦が出て来るなどさらに強硬に出て来るのだろうから、下記の佐藤優や片山さつきの意見なども参考にしつつ、戦略を決めて欲しい。

今の政権では難しいのだろうか。たぶん自民党にも無理だとしたら、政治・経済・外交すべてについてよく議論できる若手の政党を作って次の総選挙に備えて欲しい。片山さつきも柴山昌彦も頑張って下さいね。


【佐藤優の眼光紙背】国益を大きく毀損する那覇地方検察庁の判断

http://news.livedoor.com/article/detail/5030700/

【佐藤優の眼光紙背】丹羽宇一郎大使を直ちに本国召還せよ

この政権が政治決断すると、この顛末か!?今日の自民党外交部会で明らかになったこと・・・#SENKAKUS

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