銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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きもの人さんの新年会

   

「きもの人」の伊藤さんの新年会にお招きいただき、参加しました。
素敵な「和」の会でしたが、一番のニュースは娘さんが一緒に働き始めたことではないだろうか。
ああいうエネルギッシュな方が肉親にいるということはどんな気持ちなのだろうか。
とまれ、魅力のあるお母さんに育てられたことは幸運な娘さんだと思う。

伊藤さんは、2000年から、高級商材のきもの(数千万の商品もあるらしい)をネットで売る、ということを本当に単身で始められ、成功を収めるという凄いことを成し遂げられた。ネットでは高級品は売れないよ、という常識をひっくり返したのだ。私は彼女に見習うべき、と思い、教えを請うたのだが、彼女に学んだのはともかく、ポジティブさ、率直さ、積極性、それから自分の力を知ること(出来ないなら出来ないことを認めて人に聞く、出来ることは自分で認めてあげる、信じる)。

つまり、成功は、技術ではない。諦めない、強さだ、ということ。タイプは違うけど、「もぐもぐ共和国」の女性も、したたかな人だったな?、カワイイのに肉食系というか。ああいう強い女は日本を元気にする。ネットをやって面白いのは、こういう出会いがあることだと思う。

(僕はPC(オタク系)と映画・演劇・芸術・文学(文学系?)が共に好きだが、居場所がない(クロスする人と出会わない)10代、20代だったが、ネット+WIN95が出た14年前、自分の時代が来たと思ったものだ。しかし、こういう強い人たちとの出会いは想定していなかった。東大の女性は、頭が良くて器用な人は多いのだが、理屈抜きの強さのある人はいなかった。勿論男性は99%ヒヨワだ。最近の二世議員(安倍福田麻生的な)と同じように。私も例外ではない。で、仕事と人生はこういう出会いを連れてきてくれる。)

彼女がお店を出すに当たってはいくつもの奇蹟があったという。信じていれば、奇蹟は起きる、というのは確かにあると思う。100の努力にひとつの奇蹟だろうとおもうけれど。伊藤さん、今年もよろしくお願いします。

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