銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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新入社員アフリカ

   

さいきん、海外担当、として吉開さんという女性に参画してもらった。なんと彼女はアフリカ出身。・・・ではないが、アフリカのケニアに数年いて、自分の会社を経営していたそうである。会社経営経験あり、というと、ワンマンで、使いにくい人、というイメージを持つかもしれないが、非常に謙虚で一生懸命である。しかも美しい。思うのだけど、社長をやったことがあると、使う側の気持ちもわかるし、なにより経営が簡単でないことを知っている。それに、家庭の経営は結婚すれば誰でもそれなりに経験するので、そういう
意味でも人間性が広がる。なんでもよいから、何らかの起業経験は、一度は誰でもしてみるとよいのではないか、と思う。

ところで、ケニアに住む、ということは、ライオンとともに住む、ということらしい。え、食べられちゃうんじゃないの?と聞いたら、地元のマサイは匂いがあるので簡単にはライオンは近づかないのだが、マヌケな外国人は、しばしば食べられてしまうそうである。おとろしい。日本で、ハチにさされちゃったー、大変だあ、命があ、という確率よりも、大変だあ、足をかじられちゃったあ、命があ、という確率のほうが高いのかもしれない。んー、でもそう考えると、ま、油断しなきゃあ生きてはいけるかも。

先日の日曜日、ラジオを聞いていたら、「放浪ガール」なる人(クニイリツコさんという人)が出ていて、ともかく、旅をしないと気が済まないというか、旅しているのが当たり前、と仰っていた。それもいいな、と思うが、毎日ゝゝ銀座に来ている僕も、目の前のスタッフと日々話すだけで、あらたな発見がある。目の前にアフリカにいた人に、仕事を指導しているという事も、ひとつの「旅」。ま、本当の旅も、たまにはいいけどね。

というわけで、吉開さん、とてもとても素敵な方。ちなみに前職は園芸で、某六本木有名施設の庭や某有名大使館も彼女が手がけたとか。スゲーです。

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