越谷市は埼玉県の南東部に位置する都市です。大宮台地と下総台地に挟さまれた中川流域の沖積平野にあり、市域の大半は平地で、その様子は歌川広重の『富士三十六景』「武蔵越かや在」にも見ることができます。江戸時代には、日光街道の宿場・越ヶ谷宿として栄え、交通の要衝として賑わいました。地域の催事である南越谷阿波踊りは「徳島市阿波おどり」「東京高円寺阿波おどり」とともに日本三大阿波踊りに、「東京高円寺阿波おどり」「神奈川大和阿波おどり」とともに関東三大阿波踊りに数えられています。

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・日本文化伝承の館　こしがや能楽堂：花田地区の廻遊式池泉庭園花田苑の敷地内にある能楽堂。展示室には、装束、面、鼓、扇、能舞台の各名称を記した図など、様々な資料があります。

・旧東方村 中村家住宅：武蔵国埼玉郡八条領東方村(現越谷市大成町）にあった東方村下組の名主を勤めた中村家の居宅です。安永元年（1772年）に建築され、江戸時代における村役人の家の構造を今に伝える貴重な建造物といえます。