銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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裁判

   

ホリエモン
ライブドアのなんてったけ、あそう、宮内君。

土曜の新聞だったかで、有罪判決。経済犯で実刑というのは初めて、しかも、検察に協力しているのに、1年以上ぶち込まれる、とのこと。

まあ理不尽ですよね。経済への影響が大きかったことを配慮して、ということらしいけど、そもそも経済というか株価がおおきく下がったのは検察、マスコミ、フジテレビが「刑事事件化」したことがきっかけであって、市場のルールにあっていないのなら、市場の番人(証券取引所や管轄官庁)が取り締まればよかったのを、ライブドアを狙い撃ちにした。

この件、だれもライブドア幹部に同情した声はあげていないようだけど、佐藤優とスズキムネオの件、それから「それでも僕はやってない」で象徴される「チカン冤罪」、など、「理不尽な逮捕、立件、有罪」というのは誰もが「明日は我が身」のこと。つまり事後法のようなもので裁かれたり、証拠がなくても有罪になる、という事に似ている。

ぼくは検察を検察が逮捕、立件するべきじゃないかと思うのだけど。彼らの経済行為にモンダイがあるとしたら、日本経済をタタキコワスようなこと以外の手段でやっつけるべきだったのじゃないか。自分たちの力を誇示するようなやり方はどうか。

まあでも、裁判所も検察もジブンの非を認めることは100%ないことはハッキリした。収監されても、ゆっくり本も読めるそうだし(佐藤優の記述にある)、おつとめ終了後、ホリエモンも宮内氏も、社会的な反撃なり、復活をすればよいし、その能力も十二分にあるだろう。ホリエモンのオンザエッジという会社はネットの黎明期、確かに「エッジ」の効いたイメージの会社であったし、ちょっと混沌としたが、そのエネルギーは捨てたモノじゃなかったはず。やっぱり常人にはできない発想ができるヒトは社会は大事にするべきじゃないかな。

巷間伝えられている、堀江と宮内の確執、堀江のムセキニンぶり、などはちょっと判断を保留している。まあ堀江氏がコドモで原理主義、宮内氏はオトナで、現実主義、思いやりもある、という事はありそうだけど、今の時点では僕はカンタンに堀江はひどい、宮内はちゃんとまっとうに考えている、ともなんともいえない。

僕の尊敬することろのサンプロの田原さんは、あんなに堀江氏を持ち上げていたのに、逮捕されたら「堀江」と呼び捨てにしていたなーー、やはり世間の風はゲンキンというか冷たい。田原さんも風見鶏にはちがいない。

もちろん僕だって風見鶏もいいところだけど、ものごとの本質をみよう、とは常にしていたいなあ。

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