銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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美術館行政、美術界

   

午後からは、東京国立博物館に用事があって訪ねる。
今やっている陽明文庫=近衛家の財宝の展覧会には、当然様々な皇族関係の人が来られて、対応に追われているそうである。
雑談でうかがったのだが、マスコミでも時々散見することだけれど、独立行政法人化や民営化という政府の方針と、実際の美術館運営との矛盾である。文化の保存・伝達という大事な仕事は本来国の予算をつけて運営するべきだが、行政のスリム化の大号令のもと現在の制度が出来てしまった。
自国の文化を護っていくことが国家の使命を掛けるべき仕事だということを「洗脳」していくことが今後必要だ。今苫米地さんのテープを聴いているので、よい意味での「洗脳」を考えないといけない。
それにしても殆ど怨嗟の声として、国民と政治家の、美術文化、そして教育行政に対する理解を求める声が、現場からは漏れ聞こえてくるのである。文化行政全般に政治力を駆使する、21世紀の岡倉天心が必要。国の力は文化の力であることを政治的メッセージとして伝えたい。ビートたけしは年を既に取りすぎているが、たとえば彼のような、文化に情熱がある人物が総理になり、文化・経済が日本に於いてリンクして初めて力になりうることを主張するべきだろう。若くて、しかも文化・芸術に真の理解と情熱があり、胆力のある人物がいないものか。いちディーラーとしても、やれることをやっていきたい。ここに本当にやるべき道が有るかもしれない。
夕方は、クレドオークションのお話しで動く。春のアートフェア in Yahoo Auction やりますよ!こんどはデカイ動きになります。銀座の主要画廊が既に動きつつあります!今回は参加画廊も増えました。どかーん、と発表しますのでお楽しみに。
そういうことで、本日は親戚のとある人物(本人に許可取ってないので)とお話し。すごく現状と将来を見据えていることに感心。もっともっと未来を見ないと。
とある友達にすすめられて
https://type.jp/index.do
で、「転職適正テスト」を受ける。結果は・・・うーん、ちょっと不本意。自己イメージを上げてガンバリマス!

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