銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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リーダーの資質へのコメント

   

前の前のトピック(安部さん・・政治家と会社のリーダーの資質)についてコメントがあったのでそれへのお返事。(コメント欄は文字数オーバーだった)


 ぼくは政治が面白そうだと思った時期があった。いやごく最近まで。けれども今の政治の世界はリーダーが生まれにくい状況があるのかもしれない、とも思う。
 よく政治の劣化がいわれる。これはあるいはマスコミの劣化ではないか。どうでもよいような揚げ足取りの報道が多すぎる。国の方向を巡る本質的な議論にたどり着く前に、小さな問題が大きく報道される。
 政治と金、のテーマをいうのなら、個別の政治家よりも、虎ノ門の働かない人々への税金の垂れ流しをより報道するべきだろう。
 
 安倍さんに期待したのは、北朝鮮問題で見せた断固たる決断力、だった筈だが、あまりに人の評判を気にしすぎてどっちつかずの政権運営で漂流してしまった。何より言葉が軽すぎた。これは彼の経験不足といわれる。ではもっと「経験」していれば成功したのだろうか。すでに傷つき果てた彼の再登板の芽はつまれたろうから、次はないのかもしれない。


 「若くて」「経験不足」なら首相がつとまらないとして、リーダーが「若くて」「経験不足」ならつとまらないとすれば、15歳の社長とか、20代の社長は皆失敗するはずだが、そうとは限らない。その違いはナンだろうか、と考えたのである。

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