銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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勉強訪問

   

月曜日。

とあるオンラインショップのオーナーさんにお話を伺いました。システムを見せていただいたのだけど、その作り込みのすばらしさには驚き。多分まめな人なのだろうな、と思ったら、思った以上にマメな方。なんと毎朝4:30起きで仕事を始めるとのこと。いや4:30仕事スタート?
商売の導線の作り方、システム、社員の登用、いろいろと学ぶところがありそう。

ところで、最近私どもでは浮世絵を始めているので、じゃあ、あの◎◎さんとガチンコなさるんですね?と聞かれる。ええ、まあとモゴモゴ答えました。

美術の業界は、ほかの業界よりも、お互いに近いと思う。なぜなら交換会(業者の競り市)でしばしば顔を合わせて情報交換や親睦を行い、お互いに仕事上も協力し合うことが多いからである。もちろんライバルという面もあるけれども、食うか食われるか、という対立的概念だけでは、かえって孤立してうまくいかないように思う。

このことをある美術商の友達に「画商ってライバルと仲間という面がふたつあって複雑だね」と話したら、「え?いや僕は仲間、と思ってるよ。好きな人とはね」という答えが返ってきて軽い衝撃を受けた。そうか、ライバル、という考え方ではなくやっていく、というのもアリなのか。

私などは、商売上、わからないことがあると、父でわからないことは、しばしば、同業他社さんに聞きに行く。ライバル、というよりも皆仲間、と思った方が、ずっと聞きにいきやすい。

この「仲間」感覚は画商だけのものなのか、どうか。あるいは実は多くの画商は本音では他のヤツはみんな消えろ、世界はワシのモノにするのじゃ、と思っているのであって、私はおめでたいのだろうか。

たとえばスポーツの選手はフィールドでは激しく戦い、決してWinWinにはならないが、個人的にはお互いに友達だったりしますよね。画商もそんな感じかな、と思いますが。

このへんの同業者に対するスタンス、哲学については、いろいろと皆さんの意見もお聞きしたいところであります。

あ、話が全然それましたね。これからもおんらいんぎゃらりいは発展しますよ!

 - ECショップネット, 日常

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