銀座の画廊<秋華洞>社長ブログ

美術を通じて日本を元気にしたい! 銀座の美術商・田中千秋から発信—-美術・芸術全般から世の中のあれこれまで。「秋華洞・丁稚ログ」改題。

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銀座くずし字講座の案内(あなたも読める!そして書ける!!)

   

銀座秋華洞ではかれこれ10年以上にわたりくずし字講座をやっております。

昭和初期まで日本人は「くずし字」を読むことも書くこともできましたが、戦後の人は残念なことに、明治の人の達筆も、平安時代や江戸時代のかなも読めなくなってしまいました。

逆に言うと、コツさえ掴めば、平安の人の文字も江戸の人の文字も読めることになるのです。明治時代の小学生は読めていたのですから!(たぶん)

まず私たちが読めるようになるべきは「かな」でしょう。今は一音に一文字の「ひらがな」ですが、実は一音にいくつかの「かな」があり、これを読めると大分世界が広がります。よくおそば屋さんの看板にある「そば」の看板。同じくおそば屋さんの箸袋にある「おてもと」の文字。みなさん読めます?これ昔の人はわけなく読んでいたのです。《画像は別サイトから拝借》

今読めない文字を「変体」かな、なんて名前がついていますが、ヘンタイとは失礼な!もともとフツウの「かな」だったのを、明治時代の文部省が整理してしまって、カワイソウに、多くの「かな」が「ヘンタイ」にされてしまったのです。

さて、秋華洞が主催する「銀座くずし字」塾では、こうした「かな」をはじめ、くずし字の基礎を勉強して、平安・鎌倉・江戸・明治の字を読めるようになります。読むだけでは物足りないので、書けるようになる塾も始めました。書道の方も学ぶと、芳名帳に書くご自分の名前も、かっこ良く書けるようになるかもしれませんね。(私はなりました)

ということで、みなさん是非学んでみてください。

書道ではこういう文字の臨書をやります。読みの講座では読解。

あなたも読める! 銀座・くずし字講座(読み・書き)

主催・秋華洞

この教室では「変体かな」「行書」の読み書きを、平安時代の古筆など、超一級の教材を使って学びます。講師の角田先生は「古筆学大成」という我が国の古筆読解の金字塔ともいえる書籍成立にご尽力された実力者ですが、ごく気さくで美しい、茶目っ気たっぷりの先生です。みなで楽しく学んで参りましょう。2012年から続いてます。生徒さんはいろんな社長さん、アーティスト、伝統芸能、美術商など多彩。


講師紹介:角田恵理子
角田恵理子 : 東京都出身。東京教育大学(現・筑波大学)教育学部芸術学科書専攻卒業。書家・書道史家。游墨会主宰。書道および書道史の専門書から入門書まで、企画・編集・執筆に携わる。カルチャーセンターなどで講師をつとめる。

著書:「入門 日本語の くずし字が読める本」「禅語の茶掛を読む辞典」など多数

行草書臨書書道:毎月第三金曜日 19:00-21:00
古筆読解   :毎月第四金曜日 19:00-21:00 
東京都中央区銀座6-4-8曽根ビル7F 秋華洞ないし近所の会議室
講座料金:

書道 1回5000円

読解 1回3500円

いずれも教材・道具は一切要りません。こちらで用意します。

講座は初心者も上級者も同じクラスでやっています。寺子屋的教室です。(でも、そのうち分けるかも??)

講座は半永久的に続きます。いつからでも参加可能。一回切りでも可能。

見学を申し込まれる人がいますが、一度でやめてもかまわないので、ちゃんと支払って受けて下さい。


毎回講座後に銀座で懇親会やってますが、最近コロナ脳の人が多いのでみんな帰ってしまいます。あーあ。私(田中)としては、毎回やるつもりですが、、、。
お申し込みと問い合わせ先:

秋華洞 くずし字講座担当:上村

電話:03-3569-3620

ファックス:03-3569-3621

メール  info@syukado.jp

お申し込みの方は、お手数ですが、下記の項目をご記入の上、ファックスいただくか、メール、フェースブックなどでお申し込み下さい。

銀座くずし字講座に 申し込みます。

   平成    年    月    講座から

お名前、住所、お電話番号、メールアドレス      

《文責:秋華洞+ギャラリーセナ 社長 田中千秋》         

多数ある角田先生の名著のひとつ。

 


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