森田子龍を
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もし森田子龍の作品をお持ちでしたら、ぜひ絵画骨董買取プロにご相談下さい。
日本の書家。兵庫県豊岡市出身。本名は「森田 清」。蒼龍社主宰・墨美社主宰。豊岡中卒。上田桑鳩に師事。1952年に「墨人会」を創立し、抽象画としての墨象の地位を確立する。
書家紹介
芸術ジャンルや国境を超えて交流し、書に変革をもたらした森田子龍
抽象と出会う
森田子龍は、前衛書の代表的な書家の一人です。
大日本書道院展では、推薦金賞・特選銀賞第一席を受賞し、書家としての才能を早くから発揮していました。
師である上田桑鳩らとともに、書道芸術院を創設し、その機関誌的な雑誌である『書の美』を刊行します。そこで、同郷の抽象画家である長谷川三郎を招き、公募で集められた実験的な作品の講評を依頼しました。
その後、『墨美』という書芸術総合誌を創刊し、そこでは書にとどまらず、西洋の抽象芸術や美学までもが取り上げられました。その活動をきっかけに前衛書の発展が進み、森田も井上有一らと墨人会を結成し、現代美術懇談会に参加するなど、同時代の「前衛」を志す仲間たちと交流を深めます。
雑誌などで前衛書のあり方について考えを深めるなかで、森田は文字を基本としながらも、画面いっぱいに抽象画のような形態の書へと至りました。
このように、森田は書だけでなく絵画の前衛にも目を向け、前衛書さらには芸術としての書について実践と理論を積み上げていった人物でした。
世界と出会う
森田子龍は書を世界に広めた人物でした。
森田の創刊した『墨美』は世界的にも読まれていたため、この雑誌をきっかけに森田は西洋の抽象画家たちと交流し、その表現を吸収していきました。
一方、スーラージュをはじめとする海外の抽象画家たちも日本の前衛書に強い関心をもっていました。そうして、交わることのないように思えた書と抽象画という二つのジャンルは互いに刺激しあいながら発展していったのです。
また、森田は積極的に海外展に出品し、日本の前衛書ブームを巻き起こしました。特に、『ヨーロッパ巡回 現代日本の書・墨の芸術展』は森田をはじめとする墨人会メンバーがフランス美術界で注目を集めるきっかけになった展覧会でした。
さらに、1959年にサンパウロ・ビエンナーレでは「墨象」という部門に森田が選出され、前衛書の国際的な認知度をさらに高めます。
このように、森田子龍は日本と海外と架け橋となり、日本の書の魅力を広く発信したという功績があるのです。
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