秋華洞スタッフブログ

日本の古美術・近代絵画を軸に、浮世絵、古典籍、その他書画骨董。茶道具、西洋美術品も扱います。

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冬の花

   

寒い日が続いています。

テレビを見ていたら、
整体に行く人が増えているというトピックスを放送していました。
寒くて体が縮こまってしまい、知らず知らずのうちに
筋肉がこってしまっているようです。
さて、今日はこんな寒い中でも凛と咲く花、
椿の作品のご紹介です。
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「椿」 金島桂華  300.000円 
金島桂華は明治25年広島県の生まれ。大阪にでて、日本画を学んだ後
竹内栖鳳の画塾で花鳥画を学びました。
椿だけのシンプルな図柄ですが、
華やかさとすがすがしさが伝わってくる作品です。
桂華の作品は「京都市美術館」や「ふくやま美術館」、
「華鴒大塚美術館」等に多く収蔵されています。
また、この椿の季節に合わせて、椿の絵を集めた展覧会も開かれています。
根津美術館 「百椿図」 〜2月12日(日) 
展覧会情報によると、江戸時代、空前の椿園芸のブームが起きたんだとか。
その注目の高まりにより、図譜や書物もたくさん発行されたそうです。
一輪でも華やかでいて、侘びさびも感じさせる花、「椿」。
それだけ人々を熱狂させる魅力があるということですね。

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