七夕です。
今日は七夕。
銀座の街でも願い事の短冊が沢山ぶら下がった笹の飾りを見かけます。
平安時代に宮中行事をして始まった「七夕」。
江戸時代には五節句のひとつとして庶民に広がり、
習い事や詩歌の上達を願い、短冊に願い事を書くようになったそうです。
こちらの浮世絵作品は五節句と当時の人気歌舞伎役者のコラボ作品。
豊国Ⅲ (国貞) 「美伊達五節句花方揃侠気名弘 沢村田之助」
着物の模様が七夕の飾りに!
ちなみに他の五節句はどんな風になっているかというと・・・。
三代豊国「美伊達五節句花方揃侠気名弘 河原崎権十郎」
端午の節句は着物の模様が鯉の滝登りや兜に!
こちらは歌舞伎の演目より。
豊国Ⅲ (国貞)「日月星昼夜織分」
現在歌舞伎座で上演中の「流星」の本外題です。
浮世絵の中の四代目市川小団次の夜這星(よばいせい)が流星に改められ、四代目猿之助さんが演じています。
四代目市川小団次は舞踊や早替り、宙乗りなどのケレンを得意とした役者でした。
今月は猿之助さんの宙乗りもあるとか。
7月に七夕の夜をテーマにした作品が見られるなんて素敵ですね。