作品紹介の最近のブログ記事

地獄絵の絵本がブームだそうです。
秋華洞の朝礼での1分間スピーチでも
スタッフが書店で目にして
トピックスとして取り上げていました。

絵本には針地獄や釜茹で地獄が載っていますが、
子供を怖がらせるのが目的ではなく、
「命を粗末にするな!」
というのが作者のメッセージだそうです。

ブームのきっかけは
漫画家東村アキコさんの実体験による
「うちの子はこの本のおかげで悪さをしなくなりました。」
という本の帯だったようです。

さて、秋華洞からも今日は地獄絵のご紹介です。
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「平清盛炎焼病之図」 月岡芳年 70.000円

治承4年(1180年)、平清盛の命を受け、重衡らによる南都焼き討ちで
東大寺と興福寺が焼失してしまいます。

その結果、怨霊に取り付かれた清盛が熱病に苦しみ
苦しみながら死ぬという言い伝えを描いた浮世絵です。

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閻魔様と「墓前に頼朝の首を!」という遺言を遺して死んでいったという清盛。

芳年の閻魔様は怖いというよりちょっとユーモラスです。
13日(日)の新日曜美術館をご覧になりましたか?
京都の何必館・京都現代美術館で開催されている
村上華岳展」の特集でした。
(20日に再放送)

華岳というとまず、観音様の絵を
思い浮かべる方が多いかと思いますが、
番組の中で私が個人的に気になったのは
静物を描いた「鱸(すずき)」や「南瓜図」でした。
地味な題材、そして地味な彩色なのですが、
観る人を引き止めてしまう不思議な力を持ち合わせています。

今日はそんな力を持った村上華岳の作品をご紹介します。
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とても小さな作品です。
でも、作品の持っているパワーは小さくはない。
この作品を壁に掛けたとき、
辺りがぱっと光に照らされたように感じました。

「椿」というと清楚とか、古風というイメージがあるかもしれませんが、
この椿はソファーのある部屋にも合うモダンさを持ち合わせています。
それでいて、あくまで「カメリア」ではなく、「椿」なのです。

過ごしやすい季節になりましたね!
(今日はずいぶん暑いですが・・・。そして紫外線に注意です。)
そして、新緑が美しい季節でもあります。

そんな、緑が美しい作品をご紹介します。

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石踊達哉 「青葉もみじ」 700.000円
カタログ31号掲載作品です。)

緑の美しさに目を奪われる一品です。
「目には青葉、山ほととぎす 初鰹」という
山口素堂の一句を思い出しました。

この作品を掛けるとその部屋の空気が
一瞬のうちに清々しくなるように思います。
秋華洞カタログでは後ろの方のページに毎号浮世絵をご紹介しています。
その中から今日は1枚ご紹介します。1-87-23.jpg


築地ホテルは日本に1868年に開業しました。
修好通商条約により横浜などが開港。
江戸も外国人に向け開市することになり
外国人の往来も増えることから築地居留地内にこのホテルが
建てられたそうです。

設計は新橋駅の設計をしたアメリカ人建築家の
リチャード・ブリジェンス。
工事と経営は清水屋(今の清水組)が請け負いました。

完成後は連日見物客が訪れ、
こうした錦絵も100種類以上作られたそうです。
よく見ると、ホテルではありますが、
外壁には「なまこ壁」が・・・。

さて、築地ホテルのその後ですが、
築地居留地は余り繁盛せず、
経営難易陥り、
海軍に譲渡された後、1872年の大火で消失しました。


お待たせいたしました!
カタログ31号が完成し、カタログ会員の皆様のお手元に届いたかと思います。

お蔭様で、ご注文やお問い合わせのお電話、メールを
早々にいただき、ありがとうございます。

今回は「書」に多くのお問い合わせを頂いていまして、
ご売約の作品もでてまいりました。
そこで今日の作品紹介は「書状」です。
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『三宅豹三宛書状』 福沢諭吉 後藤象二郎 200.000円
(上 後藤象二郎  下 福沢諭吉)

三宅豹三に宛てた、福沢諭吉と後藤象二郎の手紙です。

三宅豹三は歌舞伎座の専務取締役。福沢諭吉の意志により設立された
広告代理店「三成社」で編集主任を務めた人物。
手紙の内容はといいますと・・・。
後藤象二郎は三宅の病気見舞いと自身の体調について、
福沢諭吉は後藤象二郎の病状を三宅に確認する内容です。

カタログにくわしい読み下し、解説がありますので、
ご興味ある方は、こちらをご覧ください。
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おんらいんぎゃらりいのトップページでは
月に2回ほど特集ページを更新しています。

本日からの特集は「甲斐庄楠音」。
秋華洞が所蔵する甲斐庄作品、三点をご紹介しています。

甲斐庄楠音といえば、独特の退廃的作風で
好き嫌いが分かれる作家ですが、
その分、熱烈なファンも多い画家です。

10年以上前になりますが、
岩井志麻子の「ぼっけえ、きょうてえ」の表紙に
(第6回日本ホラー作品大賞受賞作)
甲斐庄楠音の代表作「横櫛」が使われ、
その存在が美術ファン以外にも広まったかと思います。

今回、おんらいんぎゃらりいの特集のほかに
カタログ31号でも甲斐庄楠音の作品をご紹介しています。

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甲斐庄楠音 「もり花」 850.000円

カタログでじっくりご覧になりたい方は
こちらをご確認ください!

秋華洞では作品紹介をするサイトが2つあります。

主に日本語で作品紹介や情報発信をする「おんらいんぎゃらりい」と
英語で浮世絵を中心に日本美術を紹介する「Japanese Fine Arts]」です。

Japanese Fine Artsでは、ほぼ毎日新着作品をアップしています。
今日はその新着作品からご紹介。1-87-118a.jpg
東京華族学校 学習院宴会の図(三枚続き) 16.000円

人目でその華やかさに目を奪われる作品です!
学習院が京都から東京に1977年に移転し、それを祝って開かれた宴の様子を
描いています。
浮世絵の右手奥には明治天皇が、左手には皇后が見えます。
右手は洋風なインテリアになっていますが、
皇后のいる左手は、屏風に囲まれるなど日本風。

ちょうどのこの時期は日本風なものと西洋のものが入り乱れた時代ですが
それはさまざまな浮世絵でも確認できます。

さてこれを描いたのは楊州周延。
アニリンという赤い染料を使った華やかな浮世絵で知られています。

実は周延は秋華洞のサイトでも人気があり、
アップするとすぐ売れてしまうことが多いのです。
華やかさと手頃な値段が人気の秘密でしょうか?
飾れば、部屋が一瞬のうちに華やぐこと間違いなしの
作品なのです。
明日からいよいよゴールデンウィークですね。
秋華洞は誠に勝手ながら4月28日〜5月6日まで
お休みを頂きます。ご了承の程よろしくお願い致します。

さて、今日はお休み前に「幸福を呼ぶ浮世絵」をご紹介します。
ちょっとシュールかもしれませんが・・・。

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「有卦福引の図」 国芳 95.000円

見たとたん、「???」と思うかもしれませんが、
江戸時代末期に流行した「有卦絵(うけえ)」の一種です。

有卦は陰陽道で幸運が続く7年間を指します。
ちなみに凶運が続く5年は無卦といいます。
有卦にはいった人は知人を招いて宴会をする有卦振る舞いをしたり、
頭文字に「ふ」のつくものを描いた(福につながるため)
「有卦絵」を飾ったそうです。

この国芳の有卦絵も「ふ」のつくものがいっぱい。
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不動明王や

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フグなど・・・。
そのほか、「風呂敷」「芙蓉」「筆」「フナムシ」まで・・・・。

1度見れば、くすっと笑ったり、ツッコミを入れたくなったり。
そうした意味では「幸せ気分」を運ぶこと間違いなし?の一品です。
東京では桜の満開はずいぶん前に過ぎてしまいましたが、
まだまだ、桜前線は北上中。
やはり全般的に今年はどこでも開花が遅いようです。

今日は桜の作家による桜の絵のご紹介です。

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「伊勢桜図」 廣瀬花隠  200.000円

シンプルに桜だけを描いた作品。
皆さんは「桜」にどんなイメージをお持ちですか?

私は、「強さ」です。
桜の染物を作るとき、桜の花びらではなく、
樹の皮を使う。
それもいつ採ったものでも良いのではなく、
桜が咲く寸前の樹の皮を使うと
あのあでやかなピンク色に染まると聞いたことがあります。

そのエピソードを耳にしてから
毎年春には
厳しい冬を越え、樹の全体のエネルギーを使いながら
一気にあの美しい花を咲かせる姿を想像して、
桜に「強さ」を感じているのです。

おととい、国立劇場で歌舞伎を観てきました。
国立劇場での楽しみは
観劇の他に、日本画の大家の作品をじっくり見ることができること。

2階のロビーに、東山魁夷小倉遊亀児玉希望
小野竹喬上村松篁山口蓬春等巨匠の作品が
ずらりと展示されています。
これらは、国立劇場の開館の際に寄贈されたものだそうです。

わたしが鑑賞していたときは
男性が鏑木清方作の「野崎村」の前で
記念撮影をされていました。

4月の演目は鶴屋南北作の
絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)でした。
片岡仁左衛門さんの悪役はさすがの迫力。
まさに、悪の華といった感じでした。
ちなみに私が足を運んだ23日は千秋楽。
大向こうから「大当たり!」の掛け声がかかり、
独特の華やかさに包まれていました。

さて、今日の1枚はこちらです。
一見、ただ舟遊びをする歌舞伎役者たちを描いたようですが・・・。
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「船」 三代豊国 34.000円

船の名前は「大入丸」!
なんとも縁起の良い屋形船なのです。

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